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フィッシング・ビッシング・スミッシングの違いと見分け方

Veröffentlicht 09 июля 2026

「フィッシング」という言葉はよく聞くようになりましたが、実は同じ発想を使った詐欺には電話を使う「ビッシング(ボイスフィッシング)」やショートメッセージを使う「スミッシング(SMSフィッシング)」もあります。手段は違っても、狙いは共通しています。個人情報や口座情報、ワンタイムパスワードなどをだまし取ることです。それぞれの仕組みと見分け方を知っておくと、突然の着信やメッセージにも落ち着いて対応できます。

フィッシング・ビッシング・スミッシングとは何か

フィッシングは本来、偽のメールや偽サイトを使って個人情報を盗む手口全般を指す言葉です。ビッシングはその「声(voice)」版で、電話をかけてきた相手が銀行員や配送業者、公的機関の職員などになりすまし、口頭で情報を聞き出そうとします。スミッシングはSMS(ショートメッセージ)を使うタイプで、偽の通知や当選連絡、荷物の不在通知などを装ったメッセージからリンクをクリックさせたり、折り返し電話をかけさせたりします。手段は違っても「信頼できる相手のふりをして急がせる」という基本構造は共通しています。

ビッシング(電話)の典型的な手口

ビッシングでは、相手はもっともらしい名乗りをして電話をかけてきます。よくあるパターンは次の通りです。

  • 銀行やクレジットカード会社を名乗り「不正利用を検知した」と言って、口座番号や暗証番号、ワンタイムパスワードを聞き出そうとする
  • 公的機関や税務関連を名乗り「還付金がある」「未払いがある」と告げ、個人情報や振込先を求める
  • 宅配業者や通信会社を名乗り「再配達の確認」「料金未払い」を口実に折り返しの電話番号やリンクを案内する
  • 自動音声(ロボコール)で「重要なお知らせがあります。1を押してください」と操作させ、その先でオペレーターが情報を聞き出す

ビッシングでは声のトーンや発信元表示(発信者番号)だけでは信用の根拠にならない点が重要です。番号は技術的に偽装できるため、実在の企業や公的機関の番号が表示されていても本物とは限りません。

スミッシング(SMS)の典型的な手口

スミッシングは短い文章とリンクで構成され、次のような内容が多く見られます。

  • 「荷物のお届けに伺いましたが不在でした。こちらから再配達の手続きをお願いします」というリンク付きメッセージ
  • 「アカウントに異常なログインがありました。至急ご確認ください」という金融機関やECサイトを装った通知
  • 「〇〇円が当選しました」「給付金の申請はこちら」といった利得をちらつかせるメッセージ
  • リンク先が本物そっくりの偽サイトになっており、ID・パスワードやカード情報を入力させる

スマートフォンの小さな画面ではURLの細部が確認しづらく、公式サイトに似せたドメインでも見抜きにくいことがスミッシングが有効に機能してしまう理由の一つです。

フィッシング(メール)との関係

メールを使うフィッシングは、より長い文章や偽の請求書、添付ファイルを使うことができる分、内容が精巧に作り込まれる傾向があります。ビッシングやスミッシングは、このフィッシングの手口を電話やSMSという「短時間で判断させる」媒体に応用したものと考えると理解しやすくなります。実際には三つが組み合わされることも多く、SMSでリンクを送った後に電話で畳みかける、あるいは電話の後に「詳細はメールで送ります」と偽サイトへ誘導するといった連携型の手口も見られます。

共通する危険信号

  • 「今すぐ」「本日中に」など、極端に急がせる表現がある
  • 暗証番号やワンタイムパスワード、カード番号の全桁を電話やメッセージで聞かれる
  • 普段と違う手段(SMSやメール)で振込先の変更やパスワードの再設定を求められる
  • 正規の企業名や機関名を名乗りながら、連絡先が個人の携帯番号やフリーメールになっている
  • リンク先のURLが公式サイトと微妙に違う、または短縮URLで行き先が分からない

着信・メッセージが来たときの対処

不審な電話やSMSを受け取ったら、その場で情報を答えたりリンクをクリックしたりせず、いったん電話を切る、あるいはメッセージを開かないことが基本です。相手が名乗った企業や機関に確認したい場合は、届いた電話番号やメッセージ内のリンクではなく、公式サイトや請求書、カード裏面など自分が把握している連絡先に自分からかけ直してください。留守番電話に「折り返してください」と番号が残っていても、その番号自体が偽装されている可能性があるため注意が必要です。判断に迷う番号や着信については、この種の情報を集めたサービスで他の利用者からの報告を確認するのも一つの手段です。

もし情報を伝えてしまったら

暗証番号やカード情報、ワンタイムパスワードを伝えてしまった場合は、すぐに銀行やカード会社にカード裏面などの正規の連絡先から連絡し、カードの利用停止や口座の保護を依頼してください。パスワードを入力してしまったサービスがあれば、別の安全な端末からパスワードを変更し、可能であれば二段階認証を有効にします。心当たりのない請求や不審な取引がないか、しばらくの間は明細をこまめに確認しましょう。恥ずかしさから連絡をためらう必要はありません。同様の被害は多くの人が経験しており、早めの対応ほど被害を小さく抑えられます。

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